お二人で、朱印帳入れを誂えたい、とのご依頼を受けました。
数寄屋袋のイメージで、と言われましたので、遠州紡ぎを使って、封筒のような袋に仕立てました。
裏地もつけてあります。
紐は、真田紐。ぐるっと巻きつけて、結びます。
袋の中に興味のある方は、続きをご覧ください。
表布、裏布ともにバイヤスに正方形に裁ち、それぞれを封筒型に縫います。
中表にして合わせ、返し口を残して入れ口周りを縫います。
表裏で六枚突き合わせになる部分の縫い代は、少し切り落としました。
表に返し、返し口をコの字綴じし、紐をつけます。
紐は、封筒の蓋になるところに挟んで一度縫います。蓋にまつりつけて、長さを決め、切ります。
真田紐は、切ったら、自然にほつれてくる糸をグッと引くと、ほつれが止まります。
止まったところで、引いた糸を巻きつけて、固結びしておけば、それ以上ほぐれません。
ぶん屋の印も入れさせていただきました。
気に入って使っていただけたら嬉しいです。汚れたら、手洗いで洗えます。