ぶん屋のお針箱（旧）

この方法は、DOSの時代からコンピューターに触れている方は
ご存知です。Windowsになって、表に出ない機能となりましたが、
OSの入門テキストなどには載っていることも多い、便利な機能です。

使うのは、キーボードの上に並んでいる「F1」から「F12」までの
キーのうち、F6からF10までです。



なにか文字が打てるアプリケーションを立ち上げてください。
ワードでもエクセルでも、メモ帳でもかまいません。

日本語入力モードにして、「さくら」と入力してください。
変換はまだしないでください。

日本語入力モードでは、変換に、スペースキーと変換キーのどちらでも
変換してくれる機能が割り当てられています。
そして、候補が表示され、変換対象は、下線がついています。
変換すべきものが、長い文字列になってる場合、IMEが独自で判断し、
文節に区切っている場合があります。
その場合、下線が太い所が、今変換対象になっている所、他の下線部は、
今後の変換対象です。確定には、エンターキーが使われます。



さくら、と入力したら、F8キーを押してください。
ｻｸﾗ　　半角カタカナになりました。
まだ、確定しないでください。下線のある状態で、F8を何回か押して
みてください。

変換前　　　さくら
F8　1回　　ｻｸﾗ
F8　2回　　ｻｸら
F8　3回　　ｻくら
F8　4回　　ｻｸﾗ

いかがですか。一文字ずつ変換が元に戻されます。
しまった、今のなし！と思ったら「Esc」キーを押してください。
もとの「さくら」（変換前）に戻ります。

同様に、F7は、全角カタカナになります。

F9、F10を試してみましょう。

変換前　　　さくら
F9　1回　　ｓａｋｕｒａ
F9　2回　　ＳＡＫＵＲＡ
F9　3回　　Ｓａｋｕｒａ
F9　4回　　ｓａｋｕｒａ


変換前　　　さくら
F10　1回　　sakura
F10　2回　　SAKURA
F10　3回　　Sakura
F10　4回　　sakura



いかがですか。
ちなみに、F6は、ひらがな変換です。
漢字に変換されては困る場合、ひらがなの候補が出てくるまで、スペースキーを
叩き続けるよりもスカッと解決します。

F6・・・ひらがな
F7・・・全角カタカナ
F8・・・半角カタカナ
F9・・・全角英数
F10・・・半角英数

わたしは、これを知った時、しばらくキーボードに上記のように書いたシールを
貼っていました。

些細なことですが、きっとスカッとします。

次回は、変換したい文節を、長くしたり短くしたり思い通りに変える方法をご案内します。