ぶん屋のお針箱（旧）

「ほんとですか。よかったです」

これだけで終わるよりも、
「よかったです。ありがとうございます！」
と応えると、営業は、再び笑顔になります。

「ありがとう」には、不思議な力があると思います。

言われた人はみんな嬉しくなる。
言った人も、嬉しくなる。

ありがとうを受け取ったら、ありがとうをお返ししておくと、
そのときの会話が、気持ちよかったと記憶に残るようで、
また、支援依頼が来ます。
いい人間関係の循環を始めるのに、ありがとうがきっかけになる。

システム支援スタッフは数名おりますが、スキルもまちまち、
ベテランから新人まで、得意商品もまちまちです。

まず、誰に声を掛けようか、となったとき、真っ先に思い出してもらえるには
あの人との会話は気持ちがよかったな、と思ってもらう会話をしておくのが
一番のように思うのです。

あなたに聞いても分からないかもしれないけど・・・
ねぇ、これって、あなたに聞いてもいい？

なんて、担当外の商品の問合せが気軽にされるようになれば、効果が出ている証拠！

ありがとうをお返しするときに、思うのは、
わたしの話を信用して、商談に使ってくださってありがとう、
わたしに、うれしい報告をくださってありがとう、
「おかげ」と思ってくださってありがとう、ということ。

報告を聞いて、わたしの存在が役に立った、と思います。
わたしという存在の意味がある、と教えてくれてありがとう。

人は好みや相性もあります。
八方美人になれ、という意味ではありません。
嬉しそうに、自分にありがとうを言ってくれたら、その言葉をもらったことに
お礼を言ってもいいんじゃないか、と思ったのでした。