冬至とは

冬至とは

一年のうちで昼がもっとも短い日。2008年は12月21日です。
二十四節気のひとつで、太陽が一番南に下がる日でもあります。

カボチャや柚子湯の日のイメージが強いでしょうか。

太陽の高度が高くならないということは、太陽から地上に届く
エネルギーが小さくなること。
さらにその小さいエネルギーが差し込む昼の時間も一番短いのですから、
この時期は寒くなるわけです。これが「冬」が出来る原因です。
(「こよみのページ」冬至のはなし より)

冬至は、暦の始まりでもあり、月に割り振られた十二支は、
旧暦の正月は「寅月」で、十二支の始まりである「子月」は
正月ではなく冬至の置かれた十一月だったいうことです。

また、冬至の日が旧暦十一月一日と重なると「朔旦冬至(さくたんとうじ)」
と呼ばれ、喜ばしい日とされお祝いをしたようです。

冬至はもっとも太陽の力が弱まった日とも言えます。
しかし、もっとも弱まったということは、この日を境に再び力が強まる日
であるともいえるため、「一陽来復(いちようらいふく)の日」として尊ばれました。
これは、「よくないことが続いた後、物事がようやく良い方向に向かう」というものです。
明けない夜はない、春の来ない冬は無い、というわけですね。

冬至にカボチャを食べるのは、諸説あるようですので、
興味のある方は調べてみてください。

ひとつご紹介すれば、「ん」のつく食べ物を食べると「幸運」につながるという節は
面白いですね。
カボチャは「なんきん」とも言うので「ん」がつく食べ物となり、
ほかにも、れんこうん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)
などがあります。
こんにゃくもそのひとつで、「とうじ こんにゃく すなはらい」の言葉があり、
整腸作用のあるこんにゃくで、体の砂を払い、一年が終る前に体をきれいにする
という意味もあるようです。

冬至粥といって、小豆入りのおかゆをたべる地域もあるようです。
小豆の「赤」によって疫神を遠ざける意味があるとか。

明日の冬至には、カボチャや小豆のおかずを食べ、栄養をつけて、
柚子湯に入って、体を温め邪気をはらい、明るく元気に年神様を迎える準備を
いたしましょう。


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