5時を過ぎると、個々に片付けに入るみんな。
事務員だったころは、定時の30分前を過ぎると、今日の仕事に区切りをつけ、
今日の仕事の片付けをはじめたものだった。
もう、残業が板についているわたし、悲しいかな、まだあと30分あればあれができる!
と思ってしまう。
新しい職場は、みんな揃って「お疲れ様でした」と事務所を出る習慣のようで、
ごみ捨てや湯飲みの片付けを始めたみんなの気配でやっと仕事の区切りを
付け始めるわたし。
今日も、繁忙期のクリスマスを控えて、奉行データのメンテナンスをやっていた
わたしだけが、終業業務に間に合わず。
そういえば、日報も書いたほうが良いな、と簡単なウィークリースケジュールの
雛形をダウンロードして、進捗を書き入れてみた。
最後の一月は、前職の日報はほったらかしで退社したなぁ、と思い出す。
5時31分にはタイムカードを打刻し、じゃ、お疲れ様でした~、と自転車に乗る。
早ければ6時前には家に着いている。
前は、帰ってきてもう8時過ぎ、そこから家事を始めたら、主人と食卓につくのは
9時過ぎるということもざらだった。今は、帰ってきてから今日あったことをお互いに
ペラペラと話し、一息ついてもまだ7時。あぁ、早く帰る幸せ。
家事をやりくりする時間がどうこう、よりも、主人との時間がこんなにも増えた。
夜勤のころのすれ違いの時間を思い出す。
わたしが夜遅かった前職では、寝食こそ一緒だったが、それとあまり変わりない
程度しか一緒の時間が取れていなかったのだ、と改めて思った。
まだ慣れないので、疲れもするが、ペースを掴んだら体調も改善するだろう。
新しい職場は、一人一台のPC環境にないので、常にPC画面を見ている
というわけでもなく、携帯電話は手元に置くのは禁止(以前仕事にならない
人がいたんだそう笑)、メールもウェブチェックも業務上のみ、という
わたしには初めての環境。ちょっと不便ではあるけれど、集中はできる。
商品を作っている工場が敷地内にあり、売店があり、事務所がある。
事務所では、絶えず電話が鳴っている訳でもなく、じっと座って
ばかりいるわけでもない。敷地内を伝票を持って行ったり来たり、
食品を作っている工場だから、衛生帽をかぶって場内に入ったりもする。
まだ入社してやっと一週間。
無理無駄をみつけて省くのがわたしの使命。だけど、必要な無理や無駄は
どうしてもある。贈り物に使ってもらうことが多い商品なだけに、贈り主の気持ちを
乗せて運ばれるのに間違いがあってはいけない。
それでも、やれそうなことが次々と見つかって、後で思い出せるように、メモを
しながら、今のまんまのやり方を飲み込んでいく。
40手前になって得たこの職場。
さーて、結果をごろうじろ、だ。