六曜「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」で、「日がいい」とか「よくない」とか言う
ことが現在はあたりまえのような風潮があります。
はたして、六曜がどういう根拠で決まったものか、
「大安ってほんとうに日がいいの?(その1)」をまずはお読みください。
さて、暦注には、十二直(中段、中段十二直 とも)と呼ばれるものがあります。
古くは暦注といえば「中段」というくらい重要視されたもの、だそうです。
前の記事で例に出した、わたしたちの結婚記念日、平成15年5月23日の十二直は、
「平」(たいら)大吉。
物事の平等円満をもたらす吉日で、地固め、柱立て、種まき、婚礼、その他祝い事
全て吉。
特に婚礼は大吉。ただし、池、溝、穴などを掘るのは凶。
おお!いい日に入籍したようです!
では、わたしの両親の結婚記念日、昭和46年10月3日の十二直は、
「建」(たつ)中吉。
最吉日。神仏の祭祀、婚礼、開店、新規事業の開始、移転、柱立て、棟上げ、旅行、
等大吉。ただし、屋敷内の土動かし、蔵開きは凶。
最吉日ですって!新婚旅行にも出発しているようですから、これも、大吉。
次に、二十八宿を確認してみましょう。
平成15年5月23日の二十八宿は、「鬼」(き)最大吉。
二十八宿中の最大吉日。祝い事によろずよろし。
ただし、婚礼のみ凶。
いい日だったようです。私たち夫婦は、入籍のみこの日に行ったので、婚礼は
していない、ということで、凶は逃れたと考えたいです。
昭和46年10月3日の二十八宿は、「房」(ぼう)大吉。
婚礼、旅行、移転、柱立て、棟上など新規の事の開始吉。
おお。こちらは、正真正銘のよき日だったようです。
おおきいばあば、さすがです。お父さん、お母さん、おめでとう。
二人の新しい門出にはふさわしい吉日だった、と思います。
歴注には下段や選日もあります。
興味のある方は、是非
こよみのページをご確認くださいね。
暦の上で、吉日、忌日を占っている中段・下段をたよりに調べると、
差し引きで「0ゼロ」になってしまうような占いもなされていて、
その結果に右往左往してしまうことも。
これからしたいことにいい日はいつなのか、を調べる時には、
中段・下段がうまく「いいほう」で重なっている日を選ぶといいと思います。
中段・下段でいい日かどうかを判断すれば、大安でも結婚式に障りのある日は、
あります。逆に、大安でなくても、婚礼やお祝い事に向いている日もたくさんあります。
世にあるいろいろな占いと同様に、わたしは、これを信じよう、と決めて、
それ以外は、片目をつぶっておくのがちょうどいいのかもしれません。
ただ、六曜は現在の曜日と同じように毎年同じルールで付いているだけのもの。
旧暦と新暦の日付の組み合わせが毎年変わるために、毎年違う占いが
されているように思えるだけなのです。
主人が毎日「今日の暦」を朝、記事上げしています。中段、選日の説明をしています。
今日は何の日、という解説もつけています。
「大安ってほんとうに日がいいの?」その1、その2は、
こよみのページを
参考に書いています。
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