来る9月9日は、重陽の節句です。
3月3日が桃の節句、5月5日が菖蒲の節句、秋の9月9日は、
菊の節句とも呼ばれます。
中国では、奇数を陽数、偶数を陰数としており、9は一桁では
一番大きいことから、陽の極まった数、ということで、
9の重なる9月9日を重陽の節句としてお祝いしました。
重陽の節句は、日付に固定された祭日ですので、
月遅れが正しい時期と判断できます。
衣替えもこの日を境に行なわれるのですが、新暦で考えると、
とても耐えられない気候です。
今年は、10月7日が、旧暦の9月9日にあたるようです。
また、菊の節句とは言え、菊の盛りは10月に入ってからです。
桃の節句も、実際の3月3日には、桃の蕾はまだ固く、4月の声が聞こえると
少しほころびだすというずれがあります。
日付に固定された祭日は、やはり新暦に移動していると違和感がありますね。
他の節句に比べて、あまりお祝いしている人は少なそうです。
わたしは、「ちょうようの節句」という音は聞いたことがある、程度の知識でした。
知らないのと等しい。
3月、5月が子供の節句ですから、大人向けの節句として、
慣わしどおり、菊酒をいただき、長寿と、家の繁栄を祈りましょうか。
参考サイト 「こよみのページ」
http://koyomi8.com/