
(モディリアーニ おさげ髪の少女 1918年)
幼い女の子が、長い髪をそのままにして遊んでいるのを見ると
じゃまだろうなぁと思います。
彼女たちは、いつも結っていない髪で遊んでいるから、
多分、なんとも思っていないでしょうけどね。
わたしの小さい頃、髪が長い時は、母がきっちりと
結ってくれていました。
ある程度大きくなってからは、
「髪を伸ばすのなら自分で結ぶ約束できる?」と言われ、
色気づいてきたわたしは、髪を伸ばしたくて、
母と指切りをしたのを覚えています。
果たして、やってもらっていたことは、なんとかできるもので、
高校時代は背中まである髪が自慢で、毎日いろんな結い方を
しては通学したものです。
子供の髪は、細く柔かく、傷みやすいため、
下ろしていて摩擦が起これば、せっかくのつやつやな
髪がぱさついてきてしまうと思います。
二つわけにして結んだり、おさげ髪を結ったり、
耳の上で三つ編みを作ってお嬢様風にしたり、と
バリエーションは豊富です。
ゴムを結わえる高さを変えることで、かわいくも、
すこしおしゃまにもなります。
耳の上、こめかみ辺りだと、おてんば風。
耳の下で、元気な感じ。
耳の後ろで三つ編みをしたら、おしゃまさん。
ヘアゴムや、アクセサリーを時々買ってもらうのも
楽しみの一つでした。
髪を結ってあげる時に、痛くしないコツがあります。
まず、髪をよく梳いてあげること。
からんだ髪が、結わえるゴムに引っ張られるととても痛い。
それから、ゴムで結わえる時に、髪の束をきちんと
握ってやりながら結わえること。
これが緩むと、せっかく梳かした髪がゴムの締まりに合わせて
からみ、またもや引っ張られて痛いです。
最後に、ゴムで結わえた後、少しゴムを戻してあげること。
「きつい?」と聞いてみて、大丈夫ならそのままでいいでしょう。
「きつい」と言えば、ゴムで結わえた部分を人差し指と親指で挟んで、
ほんの少しゆすります。これでちょうど良いゆとりができます。
髪が緩んで来ると、結わえた髪の束を割って、
ゴムを地肌にぎゅっと寄せる、ということをしますが、
これも、実は髪をからませるのです。
できれば、最初から緩むような結い方をしないのがコツです。
きちんと結んであげるのと、きつく縛るのは違いますから、
ちょうどよく、きちんと、です。
子供の髪はつやつやで滑りやすく、たとえきちんと結ってあっても
ゴムが滑って緩んできます。
そうしたら、ちょっと場所を見つけて、結いなおしてあげましょう。
緩んで来てちょうどいいのです。
結いなおしてあげれば、引っ張られている髪も、いったん緩和して
本人も解放され、また結わえた髪のなかに空気が通って、
気持ちがいいものです。
結ってあげたら「かわいくなった~」と言ってあげれば、
髪を結うことも楽しくなるでしょうね。
大人の方も、髪を結うことに慣れていない場合は、
同じように試してみてください。
髪の美しさは、ダウンスタイルよりもむしろまとめ髪にあると
私は思います。
若い女性は、お化粧を覚えるよりも前に、髪を結う方法を
習得できるといいですね。
冬場の乾燥から髪を守るのにも、まとめ髪は適していますよ。
結った髪は、じつは男らにはたまらなく魅力的に
見えます。仕事の場ではまとめ髪こそが仕事をしている
女性だなと思えますし、流行の長い前髪?が前に落ちて
くる仕事女性を見ると、残念だなとも思います。
子供の頃に髪をいろんな形にしてくる女の子をみると、大
事にされているなあと思ったものです。
めがねを外す、髪を解く、休みの日にハッとするなんての
も定番の魅力でしたよ。 ・・・フェチかなあ
わたしも、髪を下ろしたままでは仕事には向かないと思います。
顔回りだけでも、上げていないと、動作ごとに髪がじゃまで
しょうがないと思うのですが、
記事にも書きましたが、いつもそうだと、じゃまだと分からないと
思うのです。
#お客様のお困りごとと似ていますね。
#それで仕事が回っているから、困っているのに気づかない。
いつもと違う女性にはっとするのは男性の領分ですので、
口出しはしませんよ。
子供の髪をちゃんと結っているお母さんは、
自分もきちんとしてることが多いですね。
「きちんと」の定義も崩れてきている今、なにがきちんとなのか、から
説明しなくちゃいけないですね。
ここ2年ばかりはショートですが、若いときからずーっと長い髪をまとめておりました。あきさんの髪への思いよくわかりました、わたしもおなじように感じてます。
モジリアニの「おさげ髪の少女」は、名古屋市立美術館が会館の時に、見にいってきましたよ、同じ題名でいくつかあるかもしれませんが、わりと小品で
したが存在感のある絵でした。モジリアニの生涯など知ってみると絵に広がりを感じますね。印象に残った作品でした。
けいこさん、コメントありがとうございます。
髪は、長くしているのも大変、短くすればまた大変ですね。
実は、わたしも、20代前半は、男の子のようなベリーショート
にしていたことがあるんです。
作品には、必ず作った人がいますよね、その人の自己表現だから、
きっと人生が影響しているはずです。
作品を知るには、作者を知る必要がありますね。
今回は、おさげ髪で画像検索して出てきた絵がモジリアニだったので、
安易に使いました。
美術の本などでしか見たことはありませんが、知っている、絵です。
モジリアニの生涯、いい機会ですので、かじっておきます。
いつも、ありがとうございます。
前の記事
次の記事
写真一覧をみる