はんこ猫会議

「悪いんだけど、あんたに付いてる顔のはんこと、
　あたしについてる梅のはんことを交換しちゃくれないかい」

「はるお姉さんのためになつからもおねがいします」

「ぼく、ちょび太だよ」

最初に来たはんこ猫は、黒タキシードのにゃんこさん。
付いてたはんこが、はるちゃんの「かわいい顔」にそっくりで、
主人がたまらず連れて帰ってきたはんこ猫です。

わがままを聞いてもらって、「はんこやのからす」ミチさんに
我が家の三匹を作っていただきました。

はるちゃんの前足の色や、なつの目の色、ちょび太の柄など、
本当に細かいとこまでありがとうございます。



「わたしにはこだわりはありませんで、どうぞ、お気のすむようになさいませ」


タキシード猫さんが快諾してくれまして、めでたく三匹はそれぞれのお顔のはんこを付けた「はんこ猫」となりました。