ぶん屋はどこへ

ぶん屋あき

2009年06月26日 15:56



(ラウンドテーブルギャラリー内の茶室)

展示会も終わり、日常に戻ったぶん屋です。
今日は、会期中には所用でこられなかった、とおっしゃるお客様がおみえです。


ぶん屋を始めて、まだ二年と二ヶ月。

ラジオに出たり、中日ショッパーに出たり、ラーメン本の監修のお手伝いを
することになったり。

ぶん屋はどうなって行くのでしょう。
木曜日、ラジオの生放送についていきました。
絣の単に柔らか雪駄履きで、ぶん屋トートバッグを持って歩く主人。

後ろからついていって、ふと考えました。
ぶん屋は、これからどうなっていくんだろう。


展示会は、二回目にして本人たちもびっくりの大盛況、
見えるお客様は沼津から豊橋まで、と遠方からもあり、ブログの力を感じました。

ラジオ聞いてるよ!とおっしゃる方もたくさんありまして、
中日ショッパー見たわよ、という方もありました。

静岡ラーメンマップの著者、高橋さんのブログと、
ぶん屋の抽斗(ぶんやのひきだし)を平行してご覧になってた方が、
あれま、この二人が会ってるよ、と。


展示会にみえるお客様は、半分以上が新規の方で、ブログ・新聞・紹介など、
媒体は多々あれど、興味をもって来てくださった。

新しいお店ができて、気が付いて、気になって、行ってみよう、という
気を持ってから、だいたい一年くらいで実現するのが定説だとしたら、
ぶん屋はお客様が興味をもってから、お越しくださるまでの時間がかなり
短い方かもしれません。

ぶん屋の先行きについて、わたしが願っていることはひとつ。


「主人に魅力を感じてくださる方が増えれば」



妻の贔屓目を差し引いて考えても、主人は魅力的で興味深い人。

経験値もさることながら、なにごとも突き詰めずにはいられない性分と、
頭の回転のよさ、ユーモアの溢れる語り口、笑顔、
人の心を繊細に感じる細やかさ。


物事をスパッと切る洞察力と、その判断に使う想像力。

長い波乗り人生で、自然への畏怖の念と届かぬ憧れを持った哲学。


人との繋がりもすばらしい。


和雑貨屋にはなりたくないと相談したら、そんなら小間物屋になれと、
慶弔品や和装小物の取り扱いを勧めてくだすった大黒屋さん。

大黒屋さんに教えていただいた京都の「本物」。

ラーメン店の店主や家族。


先斗町のお姉さん。


ぶん屋を、主人のセンスを信頼して安心して買い物して下さるご贔屓筋の方々。




ぶん屋は、主人そのものです。
だからラーメンも、波乗りもなくてはならない項目となっています。


そんな主人に興味をもってくださるたくさんのお客様。

支えてくださるお友達や職人の方々。


ぶん屋の行き先は、そんな主人の中に綾なす「何か」から自然と
決まっていくような。

楽しんでついていくといたしましょう。




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