花ふきん

ぶん屋あき

2008年11月09日 20:35



試しに作った刺し子の花ふきんが、使い勝手がいいもので、
作り増ししました。


まずは、さらしを対角線で折って、正方形の布を取ります。
耳はそのまま、裁ち目は、内側に折り込んで、周囲をぐるりと縫います。


ぐるりと縫った中を測って、四等分し、市松に模様を配することにしました。
全体に繰り返し模様を刺してもきれいですよね。
ひとつは、前回と同じ「一目刺し 柿の花」、もうひとつは「麻の葉」に
挑戦しました。

「一目刺し 柿の花」は、まず、5mmの方眼を布に引きます。
これがいい加減だと、出来上がりの柄もいい加減になりますので、できるだけ
きれいに引きます。
わたしは、消えるペン(長時間たつと消える。水でも消える)で描きました。
縫い目は5mmで、隣の縫い目とは互い違いになるように、刺します。
4列目と5列目のみ、縫い目がそろうようにしておきます。



縦の列が終わったところ。
一番手前は周囲のぐるりの縫い目。
その次から縫い目が互い違いになって、4列目と5列目が揃っているのが
ごらんいただけますか。


次に、横に刺します。横も同じように、5mmの縫い目で4列目と5列目が
そろうように、他は互い違いになるように刺します。
針は、縦の縫い目の針穴に刺すようにするときれいです。
すると・・・


このように柿の花の模様が浮かび上がります。
論理的には、当たり前なのですが、刺してると面白いですよ。



方眼をきちんと引いたおかげで、きれいにそろった柿の花が咲きました。


次に、麻の葉を描きます。
麻の葉は、円を描き、円に内接する正六角形を基にします。
柿の花の1つと同じ大きさの麻の葉になるように、コンパスで半径を取り、
中心を通る直線を一本引きます。
円と直線の交点から、円の半径分だけ、孤を6等分します。
交点を結ぶと、正六角形ができます。

次に、正六角形の対角線を結びます。その後、二つ隣の角同士を
結ぶ直線を部分的に引きます。
この交点の対角線を引きますと、麻の葉が完成です。



私の麻の葉は、交点が揃っていないのと、刺し目が均一ではありません。
まだ、縫い行が必要ですな。。。


この花ふきん、何がいいかって、まず、
1つめ。刺し子の縫い目が滑り止めの役割をして、何を拭くにも拭きやすい。
2つめ。刺し子の縫い目がの凹凸が、グラスの曇りや付いてしまったほこりを
     拭いやすい。
3つめ。さらしの吸水性と、速乾性。びっしょりに濡れても、よく絞って
     炊飯器や保温ポットに危なくないようにかけておけば、熱であっという間に
     乾きます。
4つめ。見た目がきれいで、使っていてうれしい。
     台所で使わなくても、掛け布として使ってくださってもいいと思います。

今回の柿の花は出来がまずまずだったので、主人の厳しい商品選抜にも耐えました。
麻の葉は、もちろんダメ出しされました。
お店に置けるような品を作るまでには幾多の試練があります
お正月までに、何枚かこしらえておきましょう。新しいふきんがあると、台所を守る女性の気持ちも華やぎますね。

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