主人の好物、鶏 膝ナンコツの唐揚げです。
鳥の軟骨は、この膝軟骨と、切ったら十字の切り口になる胸軟骨があります。
膝軟骨は、1羽の鶏から2個しか取れない。(当たり前)
膝の軟骨が一口大でコリコリとして、お酒の肴にはもってこい、なんだそうです。
作り方は簡単です。
軟骨は、調味料でよく揉んで味をしみこませます。
調味料は、
・おろししょうが(汁ごと)
・おろしにんにく(少し。疲れているときや明日がお休みの時は多め)
・コショウ
・酒
・醤油か味噌
です。和えるぐらいの量で大丈夫です。
よく唐揚のレシピにはたれに漬けるようなものもありますが、
揉むので、そんなに要りません。
第一、漬け汁は繰り返し使わないので、もったいない。
揉んで味見をします。お醤油(または味噌)の味がほんのりすれば大丈夫。
すぐに揚げてもいいですが、少しこのまま放置すると味がなじんで、よりおいしい。
揚げ油は、1cmくらいの深さで、片栗粉を落とすとすぐに「パァッ」と散って
上がってくるぐらいの温度まで熱します。
(低いとベタッとしたから揚げになります)
軟骨に片栗粉をまぶし、ぐっと握って(粉付きをよくするため)油へ投入。
揚げ油の中に泳ぐゆとりがあるくらいの量だけ入れます。
少し待って、中で返し、表面がカリッとなってきたら、
菜箸で揚げ油の中をゆっくりかき回すようにして、泳がせます。
この手間で、揚げ油が浅くても全面に油が回って上手く揚がります。
狐色~茶色になってきたら、揚げ物用のバットなど、油を切れる場所へ。
揚げ物バットの網の下にはキッチンペーパーやちらしを敷くと
あとの洗い物が楽。
軟骨が小さくて、網から落ちてしまうような場合は、
ざるに新聞を敷いて、そこへ引き上げても。
新聞との接地面が多くて長いと、べとっとした仕上がりになりますので
ざるへあげたらすぐに揺すります。
油が切れたら、お皿へ盛ります。
お好みでレモン汁をかけて召し上がれ。
味付けが薄かったら、ポン酢で頂いてください。
揉む前の味を覚えておいて、次はもう少し味がするまで
醤油(または味噌)を足しましょ。
味噌で味付けすると、醤油よりも香ばしく、まろやかになります。
我が家では好評でした。
お試しください。