戦前を記すお寺の石柱。
森の町で戦火をまのがれたのは、この柱だけか、お寺も、か。
萩寺としても有名な蓮華寺へ行ってきました。
白と紫の萩が境内を覆っています。
こじんまりしたお寺は、同じように萩の花目当ての方がちらほら。
奥には「幸せの鐘」があって撞いてきました。
今十分幸せだから、自分のことはこれ以上望みませんでした。
主人はなにかをお願いしたのかしら。
山門から本堂はすぐ、しかし山の斜面を利用したお寺は、まだ上に何かある様子。
狭い山道は、土と葉のいい香りがします。
幟(のぼり)に蔦が。
けいこさんが好きな吾亦紅が一株だけ咲いていました。
参道には咲き始めの彼岸花も見つけ、そう言えばもうすぐ秋分の日だね、
と話します。
万年青でしょうか。
自然は季節のうつろいを人に知らせる準備を怠りません。
紫式部も見つけました。
調べたら、野生の紫式部は、実や花がもっと質素で、これは観賞用の
小式部というそうです。
お菓子のミンツみたい。
森までの道すがら、エアコン要らずの涼しいドライブ。
いい季節がやってきました。
この時期、主人が何気なく言うセリフにまだ慣れないわたしです。
「俺、秋が一番好きだわ。」
(えっ。わたし?あっ、ちがった。季節の方だった。(*_*;) )