植物には、みな名前があって、調べればその名を知ることができます。
これは、案外大変な作業ですが、名を知った植物にはより親しみが持て、
今まで話したことのない人から、「わたし、この人知ってる。」と
格上げされる感覚に似て、嬉しいものです。
Web上には、植物の写真と名前を載せているところはたくさんあれど、
名前のわからない植物を調べるとなると、限定されます。
その植物の咲いている時期や、花の色、葉の様子を入力して
検索してくれるサイトが便利です。
植物の名を調べる時に利用しているサイトをご紹介します。
「花の名前 花図鑑」
http://nikko-oze.com/find/
名前はもちろん、花色、草丈、花期、特長、環境、科名で検索できます。
「植物園へようこそ」
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/BotanicalGarden-F.html
写真の数が膨大で、別名でも検索ができます。
また、条件指定検索で、科名、木か草か、花の時期、花の色、植物分類、
葉脈を条件に検索ができます。
花屋にある花も確かに美しいが、野に咲く花に心を奪われます。
花屋の花は、芸能人のような感じ。
大事に育てられ、美しさに資産がかかった商品です。
花壇の花は、お人形。
きれいにきれいに、大事にされて、持ち主の心を和ませます。
野の花は、世にいる大勢の人。
いろんな条件下で、その人らしく生きようと、根を張っている。
わたしが心惹かれるのは、多分、彼らは自分の美しさを知っていて、
卑下することなく、その命を全うしているところです。
花屋の花をうらやんだり、花壇の花に嫉妬したりすることもない。
威張りもしないし、怒りもしない。
でも、誰も気付かなくても、自分の時期を知っていて、
ちゃんと伸びてちゃんと花を咲かせ、ちゃんと子孫を残そうとし、
ちゃんと枯れていく。
何もいわない植物に学ぶ所は多い。