しかつめらしい
赤毛のアンを読んでいます。
7巻目の「炉辺荘のアン」を読んでいます。
「しかつめらしく」という表現がとても多く出てきて、意味を調べないと
誤った理解をしそうで、やっと広辞苑を引きました。
しかつめ・らし・い[形]
しかつめら・し(シク)(シカツベラシから変化した語)堅苦しく形式ばっている。
もっともらしい。また、態度・表情がきまじめで緊張している。
「ー・く話す」「ー・い顔つき」
アンでは、鹿爪らしく、と漢字が当たって出てきますが、広辞苑にこの漢字は
出てないので、当て字かしら。
アンで使われている表現は
しかつめらしい名前、しかつめらしくこう言った、しかつめらしくしていた。
しかめつらしい、と最初読み間違えて、しかめっ面を思いましたが、
鹿爪らしいに出会って、読み間違いに気付き、しかつめらしいってなんだろうと。
昭和32年の訳本には、平成21年の普段の生活では聞きなれない言葉に
たくさん出会います。
赤毛のアン、楽しく読んでいます。
10代の最初のころに出会いたかった。
お嬢さんがいる方は是非親子でお読みになってみてください。
一巻目は特に。
二巻目以降、アンが大人になり、青春時代を迎え、結婚し、子どもを産みます。
アンという女性の一生涯に欠かせない周囲の人との人間模様が、時代と国を越えて、
同感したり、驚いたり、笑ったり。
10代の方が読まれる場合は、訳はなるべく新しいものを、どうぞ。
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