マチなし裏付袋物 簡単仕立て
(↑クリックすると大きくなると思います。2007年7月の画像)
袋物を作るとき、面倒だな、と思うのは裏地を付けることでしょうか。
マチの無いものでしたら、裏と表の袋を一緒に縫ってしまって、
くるりと返せば裏付の袋ができている、という
簡単仕立てがありますのでご紹介します。
【マチなし裏付袋物 簡単仕立て】
1.表側面、裏側面ともに、中表にして底を縫い
(底が わ なら折り)、表側面、裏側面と(逆でも可)重ねます。
表側面、表側面、裏側面、裏側面となります。
2.脇を縫います。表側面、裏側面ともに4枚一緒に縫ってしまいます。
ただし、上から5cmくらい両脇を縫い残しておきます。
3.縫い残した脇を、裏側面の2枚、表側面の2枚ずつに分けて上まで縫います。
4.表側面を基準に表に返します。これで、裏付の袋ができました。
5.入れ口の始末をします。
【巾着にする場合】紐通しの道を挟みながら、入れ口を縫います。
【手提げにする場合】手提げ紐を挟みながら縫います。
入れ口は、先にアイロンで折って癖付けしてからぐるりと縫います。
裏地は、表から覗かないよう、アイロンで1~2mm控えておきますが、
アクセントとしてのぞかせると、面白い袋になることもあります。
この作り方は、裏側面が表側面から出てしまうことも無いですし、
手間が少なく裏表ぴったりに仕上がります。
ただ、縫い代が中で片側に集まってしまうこと、入れ口は輪の状態で縫うこと、
など、事前に理解しておいて作っていただく必要があります。
小さなお守り袋や、揃いの巾着、布の柄を生かしたかわいらしい手提げなど
平らな袋を作るときには、簡単ですので、是非試してみてください。
ぶん屋では、小手提げとマチなし巾着をこの方法で作成しています。
小手提げは、今週末にいくつか作成予定です。
どうぞ、お手にとってご覧くださいませ。
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