マチ付きの手提げ袋
巷で若い女性が、ちょっとしたサブバッグとして買い物をしてもらった
紙袋をそのまま利用しているのを見かけます。
あのマチと、サイズが丁度いいんでしょうね。
紙袋のような手提げ、定番商品にしようと、試作をしました。
写真の奥、伊勢丹の紙袋と同じサイズのマチ付き袋を作ってみました。
着物を解いた生地を表に、裏は綿の平織り、持ち手は皮テープです。
気に入った大きさの紙袋があれば、それを計って作るとよろしいかと。
■ 紙袋のサイズ ■
幅 22 × 高さ 26 × マチ 12
■ 持ち手 ■
26cm
■ 持ち手付け位置 ■
マチを含まず端から6~7cmのところについています。
※このままだと内側過ぎました。端から4cmのところへずらしました。
■ 用尺 ■
表側面 裏側面共に(布目の方向を縦として)
縦 34 × 横 36 (縫い代 両端に1cm 含む)
持ち手 28cm(縫い代 両端に1cm 含む)
■ 作り方 ■
1. 表・裏側面とも、布を裁ちます。
2. 表側面には接着芯を貼ります。厚手のものなら不要です。
3. 両側面とも中表にして脇と底を縫います。
縫い代をアイロンで割っておきます。
底を縫ったらマチを縫います。マチは、脇と底の縫い目の角へ
1辺が6cmの正方形を描き、つまんでマチを縫います。
マチは、底へたおしてアイロンをし、表側面のみ表へ返します。
4. 表側面に持ち手をつける位置を印します。
マチも含んで計ると、脇の縫い目から 10cm(6cm+4cm)です。
5. それぞれの入れ口を1cm折ってアイロンをしておきます。
6. 中裏に両方の袋を合わせ、まち針でとめて入れ口のミシンをかけます。
このとき、(4)でつけた持ち手位置で、持ち手を挟むのを忘れずに。
持ち手をつける位置に、ちょっと種類の違うまち針を打っておくと
わかりやすい。
7. ぐるりと縫えたら、持ち手を押さえるミシンをかけます。
縫い目と平行に1.5cmくらいもう一度返しミシンをします。
アイロンをかけてできあがり。
今回は、紙袋と同じように見せるために、アイロンでくせ付けをしました。
表側面と裏側面は使っているうちになじんできます。
裏側面にはポケットをつけると便利でしょうね。
また、持ち手ももう少し長い方が使い良いかもしれません。
ちょっと使ってみて、定番商品にする場合の雛形を考えますね。
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