ぶん屋のお針箱（旧）

実は、わたしはホワイトソースが苦手でした。
もってりしていて、味が濃く、それだけでお腹一杯になってしまうし、
素材の味が殺されてしまって、途中で飽きてしまう。

パスタは大好きですが、ホワイトソース系は、一切頼まなかったし、
今でもやっぱりお店では頼まない。

付き合ってる頃、主人が「おまえ、ホワイトソースなんで嫌いよ」というので、
カクカクシカジカと説明すれば、「ふーん。いっぺん作ってやるで、食べてみな」、
とグラタンを作ってくれたことがありました。


ホワイトソース苦手なんだけどな・・・・。せっかく作ってくれたし。。。

と、一口食べてみたら、初めて食べる味！
ホワイトソースなのに、甘くどくない！
小麦粉だから、もってりはしていますが、味が濃くない。
牛乳と、バターの香りがして、ふわふわとしています。

おいしい！！！


ホワイトソースっておいしいんだ！とびっくりしました。
今まで食べてたホワイトソースはなんだったのでしょう・・・。

それから、作り方も教えてもらって、自分でも作ります。
でも、いくらやっても主人の味にはかないません。
バターと小麦粉を同量ソースパンに入れて滑らかになるように混ぜ、
牛乳で伸ばしては膨らめて、そのあとは牛乳しか入れていかない。
火加減との勝負で、ふんわりとしたおいしいホワイトソースが出来上がります。



この日のグラタンは、ベーコンと玉葱、私の好きなジャガイモ、アスパラ、エリンギが
ガーリックとオリーブオイルで香り高く炒めてあって、ワインで仕上げ。
そこにホワイトソースをのせて、とろけるチーズを加え、オーブンでチン！

全部火が通っているものですから、上のチーズが溶けて焦げ目がつけば出来上がり。
グラタンにニンニク？と思いましたが、薄味のホワイトソースと合って、
とってもおいしかったです。
素材の味がそれぞれちゃんとして、ホワイトソースもちゃんと小麦粉とバター、牛乳の
味がします。溶けて焦げたチーズがアクセント。

いただいたパンも食事パン。
粉の味が盛大にして、甘くなく、おかずの味を邪魔しません。
ざらっとした舌触りもイタリア料理などには合いそうです。


ホワイトソースがたくさんできていたので、翌日もグラタンを食べました。
主人は、出かけていたので、わたしだけ。
エリンギ、玉葱、ニンジン、ニガウリを薄切りにしてパンチェッタと炒めます。
ワインを忘れずに。
お皿に入れて、ホワイトソースをのせ、チーズをのせて焼いて出来上がり。
かんたーん。

アツアツを頂きましたが、平たく切った食材ばかりで、口の中は大やけど。（笑）

ホワイトソースのおいしい、グラタンでした。