自分の名前、気に入っていますか。
両親からの一番初めの贈り物である名前は、あなたの命についています。
あなたを、他の命と区別するためについているものです。
赤ちゃんには、お七夜に命名をします。
妹が生まれたとき、わたしは10才でした。
妹の命名書を覚えています。
お母さんと妹が寝ている二階の柱に、「命名 有香」と書いてありました。
ゆか。この赤ちゃんは、ゆか。
赤ちゃんに張り付いて、「ゆか、ゆか」と何度も呼びました。
わたしの年には、あき、という名が多くて、あき、あきこ、あきえ、あきよ、と
「あきちゃん」だらけの学年でした。
同じクラスになるとややこしかった。
ゆかの年の前後にも、ゆかちゃんがいっぱいいました。
でも、わたしの妹のゆかは、一人だけ。
大事な大事な妹です。
世界には、名前をつけてもらえない子供もいるのかもしれません。
自分に姓も、名もあることは、当たり前ではないのかもしれません。
自分という命が、みんなから親しみを込めて名前を呼ばれたり、
あだ名が付いたりして、存在をそこに認め、わたしはここにいる、と
感じられることは、ありがたいことです。
ご自分の名前の由来や、ご両親の思いは、聞いたことありますか。
お母さんに、あなたを身ごもったときのこと、お腹にいたときの様子、
陣痛が来てから生まれるまでを聞いたことありますか。
お母さんが身近にいらっしゃるのなら、是非聞いてみてください。
あなたがお母さんであれば、是非、お子さんに機会を作って話して聞かせて
あげてください。
わたしは、自分の名前をとても気に入っています。
あき、亜紀、アキ、どの表記も好きです。
あだ名が付きにくかったので、だれからも名前で呼ばれました。
お父さん、お母さんから名前を呼ばれている音、主人から呼ばれている音。
どれも、自分の耳の奥でちゃんと残っていて、いつでも思い出せます。
名前は、神様から預かっているあなたの命に付いています。
名前を大切にしてください。
自分の名前には、それぞれに思い入れがあることでしょう。私の名は祖父が付けてくれました。
自分が親になる時、子どもの名前を考えることは楽しくもあり、責任を感じて不安でもありました。出産前にお風呂に入っている時、ふとひらめいた名前を夫も気に入ってくれました。出産まであれこれ考えましたが、やはりその名前がいいということで長女に名づけました。みんなが気に入ってくれて、長女の人柄にもぴったりだと言ってくれます。
今時のおしゃれな名前ではないのですが、いい名前だなぁと自画自賛する私です・・・。娘たちには、それぞれの生まれるまでの話、名前の話などをしています。何度でも聞きたがるところを見ると、親の思いはうまく伝わっているのではないかなと思います。親ばかと思われるかもしれませんが、実は、親がこうしていいイメージを持って話したり伝えたりすることが大事なのではないかと私は考えるのです。
長々とすみません・・・。
sachikaさん
お母さんならでは、のコメントありがとうございます!
ひらめいたその名前が、お姉ちゃんの人柄にぴったり、とは。
いい名前なんでしょうね。
わたしも、自分の出生に関しての話は、何度も何度も聞かせてもらいました。
そして、今でも、機会があればまた聴きたいと思います。
sachikaさんのおうちは、穏やかな空気が流れているようにお見受けしています。
ご夫婦の幸せが生む空気が、子供たちを囲んでいると思います。
貴重なお話、ありがとうございます。(^0^)
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