小満(しょうまん)




西暦2009年5月21日木曜日(旧暦 4月27日)は、二十四節気の小満です。

陽気が天地に満ち、動植物が元気を増す頃。
麦に穂がついてほっと一安心。「少し満足」という言葉から来ているとか。
西日本でははしり梅雨が見られるようになります。
沖縄では、すでに5月18日に入梅しています。

沖縄の梅雨は、本州に比べて早いのは、みなさんご承知のとおり。
沖縄の梅雨の時期は、二十四節気で言うと、大体「小満」から「芒種」の
期間のおよそ30日間ということで、古くから「小満芒種(ショーマン・
ボウスー)」という言葉で、梅雨を表していたそうです。

ところ変われば品変わる、ということでしょうか。おもしろいです。


わたしは、この小満の頃から小暑(7/7)、大暑(7/23)あたりまでの時期が
一番好きです。(日付は、2009年のもの)
新緑が目を洗う、といいますが、まさにそのとおり。
近く、遠くの山を見ては、「緑がきれい!」と叫ぶ毎日です。

芽吹いたばかりの緑は、黄色みを帯びていて、やわらかく、青い香りが
します。近くの木々は、新しい芽に触れられるので、傷めないように、
そっと触れさせてもらいます。
水分が多いためか、ほんの少しひんやりして、柔らかく、生まれたての
感じがします。

遠くの山の緑も、明らかに新しい緑で彩られていて、すがすがしく美しい。

梅雨に向かって、この新緑がだんだん黄みを落として、緑を濃くしていきます。
梅雨の雨を受けて、みずみずしさを増した木々は、雨に黄色を洗われるのか、
どんどん緑が濃くなります。
雨を受けて、木々は葉を増やし、葉を広げ、真夏の太陽を受ける準備を
着々と整えるのです。


7月の夏生まれのわたしですが、このところの猛暑に、夏は辟易しています。
あまり暑いと、体力を奪われて、ばててしまう。
食欲が落ちないのだけが救いです。昔は夏が好きだったのですが。

真夏の山を、エアコンの効いた車中から眺めると、深々とした緑の山が美しい。

山の緑は、紅葉の直前には、カーキを帯びてきます。
ほんとう?と思った方、この秋、注意していてください。
山の四季の色をご存知の方は、そうそう!とおっしゃってくれるはずです。


本格的に暑くなる前までのこの時期、木々のエネルギーを感じながら、
夏を迎える体力をつけなくちゃ、と思います。

参考
こよみのページ
http://koyomi8.com/




同じカテゴリー(日本の暦)の記事
新暦と旧暦と月遅れ
新暦と旧暦と月遅れ(2009-08-13 15:00)

夏の白
夏の白(2009-07-19 14:00)

7月22日皆既日食
7月22日皆既日食(2009-07-08 10:27)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
小満(しょうまん)
    コメント(0)