花ふきん

花ふきん

試しに作った刺し子の花ふきんが、使い勝手がいいもので、
作り増ししました。

花ふきん
まずは、さらしを対角線で折って、正方形の布を取ります。
耳はそのまま、裁ち目は、内側に折り込んで、周囲をぐるりと縫います。

花ふきん
ぐるりと縫った中を測って、四等分し、市松に模様を配することにしました。
全体に繰り返し模様を刺してもきれいですよね。
ひとつは、前回と同じ「一目刺し 柿の花」、もうひとつは「麻の葉」に
挑戦しました。

「一目刺し 柿の花」は、まず、5mmの方眼を布に引きます。
これがいい加減だと、出来上がりの柄もいい加減になりますので、できるだけ
きれいに引きます。
わたしは、消えるペン(長時間たつと消える。水でも消える)で描きました。
縫い目は5mmで、隣の縫い目とは互い違いになるように、刺します。
4列目と5列目のみ、縫い目がそろうようにしておきます。


花ふきん
縦の列が終わったところ。
一番手前は周囲のぐるりの縫い目。
その次から縫い目が互い違いになって、4列目と5列目が揃っているのが
ごらんいただけますか。


次に、横に刺します。横も同じように、5mmの縫い目で4列目と5列目が
そろうように、他は互い違いになるように刺します。
針は、縦の縫い目の針穴に刺すようにするときれいです。
すると・・・

花ふきん
このように柿の花の模様が浮かび上がります。
論理的には、当たり前なのですが、刺してると面白いですよ。


花ふきん
方眼をきちんと引いたおかげで、きれいにそろった柿の花が咲きました。


次に、麻の葉を描きます。
麻の葉は、円を描き、円に内接する正六角形を基にします。
柿の花の1つと同じ大きさの麻の葉になるように、コンパスで半径を取り、
中心を通る直線を一本引きます。
円と直線の交点から、円の半径分だけ、孤を6等分します。
交点を結ぶと、正六角形ができます。

次に、正六角形の対角線を結びます。その後、二つ隣の角同士を
結ぶ直線を部分的に引きます。
この交点の対角線を引きますと、麻の葉が完成です。

花ふきん

私の麻の葉は、交点が揃っていないのと、刺し目が均一ではありません。
まだ、縫い行が必要ですな。。。


この花ふきん、何がいいかって、まず、
1つめ。刺し子の縫い目が滑り止めの役割をして、何を拭くにも拭きやすい。
2つめ。刺し子の縫い目がの凹凸が、グラスの曇りや付いてしまったほこりを
     拭いやすい。
3つめ。さらしの吸水性と、速乾性。びっしょりに濡れても、よく絞って
     炊飯器や保温ポットに危なくないようにかけておけば、熱であっという間に
     乾きます。
4つめ。見た目がきれいで、使っていてうれしい。
     台所で使わなくても、掛け布として使ってくださってもいいと思います。

今回の柿の花は出来がまずまずだったので、主人の厳しい商品選抜にも耐えました。
麻の葉は、もちろんダメ出しされました。
お店に置けるような品を作るまでには幾多の試練があります
お正月までに、何枚かこしらえておきましょう。新しいふきんがあると、台所を守る女性の気持ちも華やぎますね。


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この記事へのコメント
素敵~。昔ながらの…は実は知恵がいっぱい詰まっているんですよね。私は手縫いは…頭で拒否してしまうのですが。
あきさんのトレーニングを拝見してます。私も夜中にピラティスをDVDを見ながらやってます。最近、サボってますが…それを始めるまでは体重を減らすことばかり考えていましたが、私も上がM下がLの体で、体重が減ると上がS下はそのままLとアンバランスが増して貧血を起こしたりと大変でした。でもトレーニング始めてからは引き締めで、体重はそのままでもバランスよく締まり洋服も似合うようになるのを実感しています。呼吸法で鎖骨もスッキリ出ますし、びっくりです。
頑張りましょう。
Posted by はるかママ at 2008年11月10日 00:44
はるかママさん

コメントありがとうございます。

手縫いは、わたしにとってはストレス解消です。
ミシンでは得られないチクチクとやる感覚が好きなんです。
昔から今でもあり続けるものは、多少その役割を変化させていても、求められているからだなぁと思います。
七宝のふきんも縫いました。これよりはずっと縫い目がそろってきれいにできました。
縫いやすい柄と難易度高いのとあるように感じています。

トレーニング、続いていますよー。
ピラティスどうですか。トレーニングと平行してやってらっしゃいますか。

渡辺満里奈さんがあれですっきりされたのを見て以来興味があります。

体重より体型ですよね!体重は他人からはわからないですし、ただガリガリに細いのは好きじゃなくて。

鎖骨すっき呼吸法とはどんなものでしょうか。試したい!よかったら教えて下さいませ〜(^o^)
Posted by ぶん屋あき at 2008年11月10日 13:37
布巾にする刺し子は、裏に糸を渡すわけにはいきませんから、麻の葉の中心の糸をそろえるには至難の業ですね、刺し子の柄では、野分がすきですね。

テーブルセンターなどもっぱら藍の生地に白の糸で刺したものは大事にちかってます。

花布巾もかわいいですね、手触りがとてもいいですね。
Posted by けいこさん at 2008年11月10日 22:34
けいこさん

揃えて縫っているつもりでも、出来上がると「むむむ。。。」な結果に。
だんだん上手になると思いますので、地道にがんばります。
応援ありがとうございます。

裏まで糸は渡してしまってるんですよ。
裏表に糸目があるほうがすべり止めになるなぁと思って。
ただ、玉止めはしないでつないでいます。
野分いいですよねー。主人が好きな図案です。

刺し子の醍醐味は、藍に白の糸だとわたしも思います。
緻密に刺された巾着などは、やっぱり素敵なだなぁと思います。
刺し子は、単純な作業ゆえ、センスと技術が重要なポイントですね。。
どうも、わたしのは、田舎っぽくて、ぶん屋は買ってくれません。笑

ところで、けいこさんに夏ごろいただいたストール、ありがとうございます。
この秋、大活躍しています!
軽くて、かさばらないし、マフラーとは違う使い勝手のよさに感激しています。
Posted by ぶん屋あき at 2008年11月11日 10:07
ものすごく、根気のいる作業・・・・

頭が下がりますm(_)m

私には 到底ムリだぁ~^^
Posted by サプリメント管理士サプリメント管理士 at 2008年11月16日 13:19
サプリメント管理士さん

コメントありがとうございます。
図案書くのに30分から1時間、縫い始めて6時間くらいでしょうか。
始めると夢中になるので2日から3日でできます。

これくらいならすぐできる範疇かな、と思いますよー。
Posted by ぶん屋あき at 2008年11月16日 21:05
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