遠州七不思議「京丸ぼたん」

遠州七不思議「京丸ぼたん」
京丸は、旧周智郡春野町気田にある、村里の名です。

手元の絵本を開いてみましょう。
玲風書房 出版 文 石野茂子 画 田中清 「遠州七不思議」

昔、このあたりは開けておらず、京都の公達が
逆乱を避けて隠れ住んだところです。
いつのころだったか、若い旅人が、迷い込み、倒れてしまいました。
村人や村長がその若者を助けました。
助けられた若者は、旅立つことなく、村の仕事を手伝うなどして
気に入られ、村に住むのですが、美しい村長の娘といつしか
愛し合うようになりました。
しかし、村の掟で「よそ者とは結婚できない」ため、
二人は村から出て行きました。
どこへ行ってもそんな二人が住むところは無く、
数ヵ月後戻ってくるのですが、村には掟があります。
思いつめた二人は、天竜川に身を投げてしまいました。
命日になると、京丸の里に大きな白いぼたんが咲くということです。

絵本では天竜川となっていますが、気田川かもしれませんね。

悲しいお話です。


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