我が家の夫婦には、猫の担当がついておりまして、主人の担当は「ちょび」
わたしの担当は「はる」となっております。
黒三毛猫が「はる」、白黒猫が「ちょび」です。
今度、新しく子猫を迎えることになりました。
わたしの担当、はるは、
「み」さんが自宅近くで保護した野良猫でした。
当初、ケージの中でやせっぽちのはるは、人が近くに行くと「シャーッ」と威嚇。
ご飯のときに、そぉっと奥から出てくるので、わたしの鼻とはるの鼻をそっと合わせて
ご挨拶から始めました。
そのうちに、ケージの中は安全と分かると、おもちゃで遊び始め、
ご飯が欲しければ、にゃうにゃう、と鳴くように。
そろそろいいだろう、と主人がケージからはるを出しまして、
そこからはるは、わたしの担当に。
3年経った今でも、わたしとは、鼻と鼻を合わせたキスでご挨拶。
主人とはほっぺたすりすりしかしないんです(嬉)
抱っこをすると、ごろごろ鳴きながら、鼻をこすりつけてきます。
挨拶が終わって下へ降ろすのですが、抱っこが足らないと飛びついてきます。
両前足を伸ばして、下から真っ黒い目をして「ジャーンプ」です。
主人が夜勤をしていてすれ違いの生活をしていたころやってきたはるは、
本当にわたしの生活を変えてくれました。
夜も寂しくなくなり、言葉が通じているのかいないのか、よく話し相手もしてくれます。
はるは、なにかとよく喋ります。
まだ一匹で飼っていたころは、一日留守番をさせると、帰ってくるなり
「にゃうあーーっ。にゃぐにゃぐぅうーーん。」
(どこいってたのよーっ。ひとりでこころぼそかったじゃないのよっ。)
お腹が減れば
「にゃおーーーんっ。にゃーあぁぁーん。」
(ごはんまだーっ。おなかすいたのぉーーっ。)
鳩を見ては
「みゃみゃっ。みゃみゃみゃっ。みゃうあっ」
(はとだよっ。はとっ。とりにいくよっ)
↑実際には網戸から外へは出られません。取りには行けません。
ちょびが自分のベッドに入り込んでくると
「うわううわうっ。みやううわう。」
(ちょっとあんたっ。せまいじゃないのよぉ。)
ときどき、きちんと座って(猫はこの姿が一番美しいと思います)
わたしの目をしっかり見て
「にゃぐにゃぐ、にゃおにゃおん、にゃごにゃーん。」
と長文をお話なさいますが、こちらの精進が足りず、
何を言っているのかは分かりません。
「はるちゃん、なぁに。」と聞き返すと、ますます話します。
わたしがわかっていないとはるなりに判断すると、残念そうな顔をしているような。
一方ではるのほうは、わたしの話していることを大方分かっているようなので、
とっても申し訳ない思いです。
そして、はるを抱っこし、よく言います。
「はるちゃん、どうして猫なの。いつになったらわたしとお話してくれる?」
「あきちゃん、わたしはいつもお話してるでしょ。あきちゃんは何で猫じゃないの。」
新しい子が来ると決まった昨夜、はるにはちゃんとお願いしておきました。
「はるちゃん、新しい女の子が来るんだって。ちょびのときみたいにまた面倒見てね」
「ふーん。会ってみないとね。」
わかってもらえたかな。