ぶん屋のお針箱（旧）

京都での学生時代の同級生が集まります。

違うクラスにおしゃれで知的なグループがありまして、
わたしは少し憧れていました。
そこへ仲間に入ったときは、嬉しい反面、
少し浮いて恥ずかしい思いもしたものです。

成績優秀で美人ぞろいの彼女たちは、
「倶楽部活動」と銘打って、面白い集まりを何度もしていました。

紅葉の東福寺で歌詠み会、
誕生日祝いに創作写真集やビデオのプレゼント、
珍しい料理を作って食べる会、
着飾って出掛ける会。

わたしもいくつか参加しました。

そのうちの一人が、菰野に嫁いでいます。

我が家で毎朝おいしくいただく味噌を作っている
丸新本家のまるちゃんも仲間です。
京都でバリバリOLをしている女性もいます。
宮司の衣装を作る職人になった女性もいます。
翻訳家として歩んでいる女性もいます。

14年ぶりの倶楽部活動は、菰野で集う、でした。

菰野は田園の広がる町でした。
浜松からは普通列車の快速をうまく連絡して3時間。
思ったより近かった。
関西組は車で。

7月生まれのメンバー二人にジャンボシュークリームに
ろうそく立ててお祝いのシーンもありました。

菰野に嫁いだ友が作る夕食に舌鼓をうち、
野菜のほとんどは家庭菜園と聞き羨ましく思う。

泊まらず遅くに帰った関西組から翌日メールが。

「わたしたちの中間地点を発見！遠慮なくまた集まろう。」

新米がとれるころ、菰野より便りが届くのが楽しみです。