私たちの高校は、伝統的に卒業後20年目に毎年正月に行なわれている
全体同窓会の幹事が回ってきます。
今回の同窓会は、その幹事の有志を集めることも目的だった様子。
幹事は約一年間の仕事。地元にいる人で、協力できる人が一人でも多いほうが
いい、ということでした。
今日集まった人たちが、HR(なつかしい!)単位で相談して、クラス幹事と、
執行部数人を選出しました。
私たちの高校は、女子が元々少ないこともあって、今日集まっていた約50名
の内、女子の数はほんの10名足らず。
そのほとんどが同窓会幹事を引き受けていました。
わたしも自然とその一人となりました。
最初に会場に入ったとき、顔はわかるけど名前がさっぱり出てこない人が
ほとんど。部活が同じだったメンバーは、迷わずすっきりと名前が出てくるのに、
テーブルに置かれた卒業アルバムのコピーをじーっと眺めたりして。
顔はわかるけど、の人にはお互い「ごめん、名前なんだっけ」と言って、
名前を聞きあって、「あぁ!!」となることもあり、「・・・・んあ?」となることあり。
ま、常識では失礼となる、そんな受け答えも許されるのが同窓会です。(笑)
それでも、顔と名前は一致しなくても、高校で同じクラスだった(ようだ)という
事実が、その場の雰囲気を支え、和やかな時間が過ぎました。
数年前に行った中学の同窓会では、わたしは懐かしさのあまり、かなり興奮
した時間でしたが、今回の高校同窓会では、さほどでもありませんでした。
なぜでしょうか。よくわかりません。
中学の同窓会は、幼なじみに会った懐かしさと、それなりに大人になった
みんなを見た感動がありました。
高校の同窓会は、もともとある程度大人だった人たちが、40歳手前で、
再開してみれば、すっかりみんな「おじさん」「おばさん」になってしまっている
ことを再確認したからでしょうか。
とはいえ、近くにあったスーパーや駄菓子屋の話、合宿の出来る施設があった
ことや、自販機、パンの注文の常識など、内輪にしかわからない話も
たくさん飛び出し、大笑いして、楽しい時間を過ごしました。
わたしは、先日結婚した友人とここで再会する約束をしてました。
彼女とは、会っていなかった空白の時間を埋める話が出来て、満足です。
同窓会の執行部の一員になってしまったことだし、幹事メンバーとはこれから
新しい人間関係が持てることを楽しみにしています。