蜻蛉玉の根付け
白い花が心に届く季節がやってきました。
こんな蜻蛉玉の根付けを、帯から提げてはいかがですか。
水中花のように、透明感のある玉に埋め込まれた白い花。
この花も、ガラスで描かれています。
蜻蛉玉は、ガラスでできています。
ガラス棒を溶かして、ステンレスの棒に巻き付けて作る玉が、蜻蛉玉です。
ガスバーナーの火の上で、息を詰めて作られた小さな花は、
夏の暑い日差しを受けて見る人に不思議と涼しさを与えるのです。
日本では、江戸時代オランダから入ってきた蜻蛉玉は、オランダ玉と呼ばれたそう。
びいどろを作っていた長崎では、すぐさまオランダ玉を真似て作り始め、
オランダ玉に勝るとも劣らない美しい玉を作ることに成功します。
その後、大坂、京、江戸などへとひろがり、江戸では根付けや緒締め、
髪飾り、帯留めなどに使われました。
こんな形を「勾玉(まがたま)」と言います。
歴史の教科書で見たことあるかもしれません。
日本で作られた最古のガラス玉は、勾玉だそうです。
これは、蜻蛉玉の材料で勾玉の形に模して作られたもの。
ガラスらしい重さがあって、マーブル模様も楽しい根付けです。
根付けは、携帯電話のストラップにもなります。
和装バッグのファスナーの手がかりに、とお求めになったお客様もありました。
ガラスが一番似合う季節は、夏。
ぶん屋では、蜻蛉玉は、根付けだけでなく、かんざしや、
未加工の玉だけも数多く置いています。
お気に入りの蜻蛉玉に革ひもを通して、Tシャツや、ブラウスに
合わせてみたらいかがでしょうか。
少しの加工賃を頂いて、その場で主人がネックレスに加工いたします。
携帯電話のストラップにもその場で加工できます。
自分だけのお気に入りを、ぶん屋で見つけてくださいませ。
関連記事