風呂敷トート

ぶん屋あき

2008年11月25日 15:41



先日、エコバッグを作成した風呂敷のシリーズで、
B4サイズのトートバッグを作成しました。

バッグは、8cmのマチを付け、手提げは、肩に掛けられるよう、
45cm程度とってあります。

柄行を考えて、「わ」を側面にもって来ました。

鯉の滝昇り柄の風呂敷、アクリルテープを使います。
B5ノートが見開きでB4ですので、大体この大きさになるような目安で作ります。


布を裁って、テープを置きまち針で仮止め。
側面の中心を出し、テープとテープの間は約12cmがきれいなようですので、
そのように配置します。
テープを外袋に縫うとき、入れ口から3cmぐらいしたまで縫わないで
置くのがコツです。
内袋と外袋を中表に合わせて縫うときに、テープを避けられて都合が
いいからです。

テープを縫い付けてから、脇と底を縫い、袋にします。
底でテープ同士が合うようにします。
底はマチをつけておきます。



袋の形になりました。
B4サイズです。

内袋を、縫います。
外袋とほぼ同じサイズに布を裁ち、5cm下がったところに内ポケットをつけます。

男性がお使いになると聞いていますので、少し大きめのポケットにしました。
わたしは、内ポケットはあまり大きいと、中で、ものがごちゃっとしてしまうような
気がして、あまり大きいのはつけていなかったのですが、店主で最も厳しい
モニターでもある主人が、「内ポケットは大きく!」と声を大にして申します。

なぜか聞いてみれば、手が入らないから、探れないのだそうで、
なるほど、手の小さい女性には、盲点でした。
それで、今回も、私の手よりも大きなうちポケットをつけさせていただきました。

内袋は、底が「わ」になるようにし、脇の一部を返し口のために縫い残し、
内袋と外袋を中表にして合わせ、テープを縫いこまないように、入れ口を
ぐるりと縫います。
縫い合わせたら、縫い代をアイロンで割り、返し口からひっくり返します。


脇に空いている返し口から、返しているところです。
(このやり方をどんでん返しというのだそうです。)


表に返すとこのような感じ。
入れ口付近はテープを縫ってないのがわかりますでしょうか。
こうなっていないと、入れ口に押さえミシンをするときに、避けきれません。

返し口を閉じてから、外袋を少し控えて、入れ口にアイロンをかけ、
内袋を納めます。
入れ口に、押さえミシンを掛けます。

縫い残したテープを袋に縫い付けます。
このとき、補強も兼ねて、テープ、外袋、内袋を一辺に縫います。

出来上がりです。

鯉の滝昇りの柄が、きちんとでるように配慮したつもりですが、いかがでしょうか。


裏も、ほんの少し、鯉が覗いていて、表の鯉を追いかけていますよ。


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