暦はいつ新旧入れ替わったのか
先日、暦を調べたときにひとつ疑問がわいていたんです。
いったい日本は、いつ新暦に乗り換えたのでしょう。
そうそう。
我が家には、資料がたくさんあるんでした。
PHP研究所 出版 新谷尚紀 監修
「知れば納得! 暮らしを楽しむ 12ヶ月のしきたり」
を開いてみましたよ。
日本の伝統的な暦は、
飛鳥時代に中国から伝えられた暦をもとに
日本の気候や風土に合うよう
改良を加えながら1500年近くにわたって用いられた、とあります。
切り替えられたのは、1873年(明治6)。
1500年前なら373年頃から、暦はあったのですね。
(それまではどうしてたのかな…。
それと、明日から新暦ねー、 なんておふれが出たのだろうか。
また今度調べなきゃ)
切替を境に、旧暦、新暦(グレゴリオ暦)と呼んでいます。
旧暦は月と太陽をもとにつくられた「太陰太陽暦」ですって。
太陰暦とは違うんですね。
旧暦=太陰暦と勘違いしてました。
ごめんなさい。
太陰暦が月をもとに作られたのは
わたしも知ってましたよ。
春分秋分など日本は太陰暦で生活してたわりに、
太陽の動きにまつわる節目があるな、
常々思っていたので太陰太陽暦と読んで、納得です。
そして、日本のならわしで、日が決まっているものは
日付そのままで新暦に移動しているもの、
「月遅れ」で旧暦の日付で行われるものがあります。
行事に季節感が合わない場合は、「月遅れ」で行うことが善しとされていて、
いかに日本人のしきたりが暦や季節感と結び付きが強いかをうかがえます。
お盆などが身近な例ですね。
遠州地区は、7月の新盆(しんぼん・にいぼん)、
8月の旧盆が入り交じる珍しい地区です。
わたしの住んでいる山下町や主人の実家の住吉、
わたしの実家の中沢すべて新盆です。
初盆のことを新盆(にいぼん)と呼ぶ地域もあるそうです。
「うちはにいぼん」と聞いたら、7月のお盆なんだな、と自然に思います。
8月に初盆をされるのと間違ったら大変ですね。
自分の知ってることが、
世の中の標準と思わないよう肝に命じなければ。
また調べたことを書きたいと思います。
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