遠州弁を後世に伝えましょう。
「遠州弁を考える」の時間がやってまいりました。
今回は、遠州人が強調するときに付ける「ど」や「がんこ」に
ついて、考えてみます。
遠州人であれば、「どいやー」「どうれしい」など、強調するとき「ど」を
多用していると思いますがいかがでしょうか。
若者言葉で「チョー」が市民権を得て、取って代わってしまっている可能性も
ありますが、遠州弁は大事に使ってくださいね。
「ど」もそうですが、同様の強調後に「ばか」や「がんこ」があります。
あそこん家の舎弟は、ばか頭いいだってよー。
(あのうちの弟さんは、とても頭がいいそうだよ。)
うーっ、ばっかえーらー。
(ええーっ、うらやましい。<とてもいいなぁ>)
などと使いますね。
ばか頭いい、という表現は初めて聞くとどちらなのか判断つきにくいですが、
遠州では、飛びぬけて頭がいいことを表しますので、褒め言葉です。
さて、強調する言葉をつけて、その度合いを表そうとすると、
強調の接頭語を重ねる方法がありますが、
今回は「臭い」「痛い」という表現で比べてみましょう。
人によってその度合いと表現方法は異なると思いますが、
感じる具合もそれぞれ、ということで楽しんでおきましょう。
参考:
基礎的遠州弁講座
すっかりこの考察のファンになっております。
バカガンコだら どガンコじゃんな仲間ばかりですが
遠州弁の活用は、関西のアホに通ずる優しさがありますね。
しかしながら、どがんこくさい には笑いました^^わはははは
シイズな二人のどちらかさん
コメントありがとうございます。
笑っていただき嬉しく感じています。わたしも楽しんで書いていますよ。
どいてー、もいきなり聞こえたら道を譲ってしまいそうでしょ。
ばかいい ってよく言いますよね。
「ばか」 と 「いい」 ってニュアンス的に反する言葉が一緒になってて
よくよく考えると、めっさ面白い。
ごく普通に長年使ってきた言葉なので自然に感じるけれど
遠州弁を知らない人からみれば、この「ばかいい」は意味不明な言葉でしょうね(笑)。
やいやい が遠州弁とは知らずウン十年生きていたワタクシです(^_^;)
み さん
コメントありがとうございます。
うーっばっかえー。は多分意味不明です。
やいやいは、遠州弁ネイティブがやりきれない感情を表すのに
もっともふさわしい言葉だと思います。
照れくさくても、うれしくても、恥ずかしくても、がっかりしても
やいやい言いますよね。笑
やいーっのひとつバージョンは、声かけにも使いますね。
知り合いのおじさんに「やい、あき、お茶でも飲んでけや」って
言われたら、はーい♪って飲んできますよ。
よその方は喧嘩売ってるみたいに思うようです。
はじめまして☆
ご主人のブログのファンで
いつも楽しく拝見させて頂いております。
ぶん屋さんのブログに度々登場する奥様を
勝手ながら頭の中で想像させていただいておりまして、
和服の似合うとっても素敵な方なのでしょう。
と思っていました。
お針箱が始まり、ブログを読んでいると
やっぱり想像(妄想?)通りの素敵な女性だなぁ・・・と。
遠州弁講座、毎回楽しく読ませて頂いていますw
『ばーばら』は爆笑しました。
今回の『どいてー』←こちらも。
浜松っ子の私ですが、1番印象深かったのは・・・
『はー、ぶんぶんだよ。』
居酒屋でおじさまが発していたこの言葉。
『はー、なんしょだーだーだで。』そしてこちらも。
今は分かりますが、当時の私には
何がぶんぶんで、何がだーだーなのか・・・
遠州の人にしか通じない言葉ですね(笑)
これからも遠州人としてガッツリ勉強させていただきます(゚Д゚)ノ
茶坊さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
遠州弁を考える、楽しんでいただいているとのこと、嬉しく拝読いたしました。
「はー、ぶんぶんさーれ」なんて聞いても、日本語とも思えず。苦笑
でも、とっても状況が伝わってきて、便利です。
方言って、細かいニュアンスまで伝えてくれるので、
「調子がいいです」なんて言われるより「はーぶんぶんさーれ」と
言ってもらう方が、ほっとしませんか。(笑)
これからも、地道に発信し続けますので、お針箱の方も
応援をお願いします。そして、遠州弁を後世に伝えていきましょう。
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