幅広正絹の腰ひも

幅広正絹の腰ひも

写真は、なんと腰ひもです。
主人が「幅広の腰ひもを入れたよ」と言って広げたにもかかわらず、
「これはなんですか。帯揚げ?半襟?」と聞いてしまったほど、
まったく腰ひもに見えませんでした。

腰ひもの観念は、筒状に縫ってあるもの。
中学生の時に体育の授業で使った鉢巻くらいの幅で、
ピンクのモスリンや、正絹絞りのものがひらめきます。
(わたしの持ってるものもそれです。)

でも、この腰ひも、楊柳のようなしわ加工があり、
紐になりやすく工夫はしてあるものの、実際には帯状なので、
広い面積で押さえが利く代物かと。

一般的な腰ひもの難点は、食い込むこと。
着物もしわになるし、自分の皮膚もしわになって後で痒い目に遭います。
きゅっと締めたつもりでも、紐だと緩んでくることも。

この腰ひもは、帯揚げよりも少し幅が狭く、半襟よりも少し幅が広い。
伊達締めのように固く織った生地と違い、その時の都合で細めにしたり、
広げたりもできます。
幅が広く、握ってもふわっとしているため、紐ほど食い込まないのでは。
また、楊柳のしわ加工が、すべりを防止して、緩みも少なそうです。

柄は、トップの写真の梅絞りと、こちらの梅小紋の2種類で、
それぞれ色違いがございます。
幅広正絹の腰ひも
<簪は蜜柑玉です>

ぜひ、この週末、ぶん屋でお手にとってごらんになってください。



同じカテゴリー(ぶん屋の楽しみ)の記事
まとめ髪にかんざし
まとめ髪にかんざし(2009-08-30 11:27)

着物初めは浴衣から
着物初めは浴衣から(2009-06-11 07:10)

下駄の鼻緒を選ぶ
下駄の鼻緒を選ぶ(2009-05-24 18:31)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
幅広正絹の腰ひも
    コメント(0)